営業への偏見が多いから現役営業マンが訂正していく

営業をしてますと言うと、大変そうとよく言われますが、実際はそんなに大変じゃないです。

営業は大変そうっていうのは偏見というか、実際をしらないので悪い部分だけを見てそう思ってると思うのです。

色んな人に怒られたり、頭下げないといけなかったり、ゴマをすらないといけないとか、結構偏った見方をされていると思います。

実際のところ僕のやっている法人営業は、そんなに辛くありません。

正直、仕事内容より職場の人間関係の方が面倒くさいと思ってしまいます。

営業の偏見じゃないかなーと思うところの実際のところをあげていきます。

まず、色んな人に怒られるんじゃないか説ですが、確かに取引先に怒られたり、社内で詰められたりしますが、それは真剣に仕事をしている上で相手がゆずれない部分なので、怒るのも当たり前なのかなと思ったりします。

そもそも怒られるのは自分に非がある場合がほとんどであり、自分に非がない状態で怒られても、特に自分を責める必要も反省の必要もないので、ほぼノーダメージです。

謝らないといけない場合も、自分にミスがあれば当たり前に謝りますし、自分のミスでなく謝らないといけない場合も、自分のミスではないからとりあえず謝っとくか、ぐらいの感覚です。

謝るのはとても簡単な動作なので、特に辛くはないです。

むしろ自分にミスがあった時の方が自分を責めてしまうので辛いです。

次に数字やノルマがないと詰められるのではないか、という部分ですが、詰められるのは当たり前です。

生きていくために仕事をしており、役割の対価として給与をもらっています。

なので役割を果たせなかった場合、その理由を明確にし、対処しなければいけません。

なので数字や計画達成について言われるのは当然のことなので、真正面から向き合い受け止め考える機会となります。

なのでこれも辛くはないです。

次に色んな人に気を使ったり、話をしないといけなかったり、いい顔をしないといけないと思われてる部分ですが、これも当たり前です。

相手が友達でも家族でも、精一杯、相手を想ってあげて気を使ってあげた方が良いのは当たり前です。

営業ではそれを全力でやっているだけです。

相手を気づかって、相手の気分をよくさせたり、役に立とうと考えるとそういった行動になります。

ゴマをするように見えることも、目上の人に敬意を示しているだけです。

極端な例ですが、首相や天皇など位の高いひとに対してフランクな態度やありのままの自分でいようなど考えないはずです。

ペコペコしてるのも、挨拶やお礼などするときに頭を下げるのはあたりまえです。

相手と気持ちよく接するためには礼儀がとても大切です。

あと営業ではやっていいなと思う部分があります。

それは人間力が身に付くことです。

営業は対人での関係を誰とでもよい関係を築く力がつきます。

それは、身だしなみや礼儀、言葉使い、態度、マナー、電話、メールなど基礎的な部分が底上げされていく感覚です。

なので、よい営業はとても魅力的な人間です。

なので色んな営業に会うのは面白いですし、話をするのも営業の人と話すのが一番気が楽で話しやすいです。

飲み会も営業の人だと全てがスムーズで不快な部分がありません。

じゃあ営業は良いところしかないのかと思うかもしれませんが、悪い部分もあります。

それは努力をすれば成果がでるわけではない部分です。

時間やエネルギーを費やしたら、よい結果がでるわけではありません。

自分では精一杯やったとしても結果が全くでないことがあります。

結果の出し方に正解があるわけではなく、とても柔軟に考えていく必要があります。

逆に手を抜いているように見えても結果が良い人がいますし、結果の出方も時期によってとてもムラがあったりします。

精一杯やって結果がでないときはとても虚しくなります。

営業はなくても会社は回ります。

営業は数字を加えていく仕事なので、なくても短期的にみれば問題ないわけです。

そんな中で結果がないと、本当に存在価値がないのと同等なので辛くなります。

あとはもう営業は関係なく、人間関係は面倒くさいですよね。

ちゃんと仕事をしていれば、それ以外の部分を気にする必要はないと思うのですが、上司や先輩方はそうはいかないらしく、いらないことをいって互いに無駄に傷ついたり、無駄な気を使いあって消耗しています。

個人的には仕事を楽しもうという考えにあまり共感できません。

仕事はハマることはあっても楽しむものではないと思っています。

仕事は相手のために行動するものです。

自分を楽しくさせる行動は優先順位にもいれるべきではないと思います。

楽しむのは趣味やプライベートの時間で優先順位を高くするべきです。

そういった優先順位を間違えるので、無駄な苦労が増えると思ってます。

相手のことを考えて行動するのが一番、それ以外を考えることにエネルギーを使わなくてもいいと思います。

仕事は真剣にやるものであり、結果的に面白いなーと感じる部分が増えてくるものだと思っています。

お客さんに対して機嫌をよくさせようとするのは分かります。

相手はお客さんなので。

ただ、社内で高圧的な人間や、機嫌を気にしてあげないといけない人間は本当に無駄だと思います。

なぜ淡々と仕事をできないのでしょうか。

自分の機嫌にムラがあることで、他人を無駄に消耗させていることに気づかないのでしょうか。

風通し良い職場とはプライベートなことや冗談を言える関係をつくることではなく、仕事に対しての意見をすべての人が発言することができ、それをどの立場の人でも受け取る姿勢がある職場のことを指すと思っています。

なぜイライラすることや怒りを抑えることができないのでしょうか。

仕事を家だと思ってるのでしょうか。仕事仲間を友達や家族だと思っているのでしょうか。

愚痴になってしまいましたが、仕事は他人のために行動する時間、仕事以外の時間は自分のために行動する時間だと考えています。

でも事業としては自分のことも考える必要があると思っています。

サークルは自分達の利益だけを考える組織、ボランティアは相手の利益だけを考えると組織、企業は自分の利益と相手の利益を両方考える組織です。

そしてこの3つの中で社会に最も貢献しているのは企業です。

サークルは自分達が良ければいいので社会への貢献はなく、ボランティアは社会への貢献がありますが継続が難しく、拡大も難しいので社会への貢献は小規模になります。

企業は相手のために行動するため社会への貢献があり、自分達への利益もあるため継続していくことが可能であり、どんどん拡大し社会への影響を大きくすることができます。

なので相手の利益を考え、それと同じぐらい自分の利益を考えることが大切なのです。

営業をおすすめしているわけではありませんが、方法や過程にこだわらず成果だけにこだわりたい人には営業はおすすめだと思います。

あと営業に向いてると思うのは、細かいことに気づいてしまう人、自分を客観的に見てしまう人、戦略を立てて行動する傾向がある人、だと思います。

逆に向いてないのは、ルーティンワークをしていたい人、外的な刺激に弱い人、容姿に自信がない人、向いてる人にあげた部分が当てはまらないです。

この向いてる向いてないは、営業ができるかできないかではなく、伸びていけるかいけないかの論点です。

言ってしまえば営業はだれでもできます。人と話をして簡単なPC操作をするだけなので。

しかし、続けることや伸びていくことが難しいと思います。

相手の反応や仕事の進捗をみて自分と行動を改善していけるかが大切だと思います。

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